Linuxコマンドのメモ
【前提】
ユーザー名「kotatsu」で、サーバー「cat01」にいると仮定します。
最初に表示される[kotatsu@cat01 ~]$の意味ですが、[ユーザー名@サーバー名 ~]$となっています。
[kotatsu@cat01 ~]$
ディレクトリを行き来(上がったり下がったり)する時のコマンド
cdを使用します。
cd AA ←AAというディレクトリに移動
cd AA/BB/CC ←AAというディレクトリの下のBBの下のCCへ移動
cd .. ←一つ上のディレクトリに移動する
上記の合わせ技で、下記もできます
cd ../YY ←一つ上のディレクトリに移動した後YYというディレクトリに入る
[kotatsu@cat01 ~]$ pwd ←今いるディレクトリを確認する home/kotatsu ←最初は自分のユーザー名のディレクトリにいると思います [kotatsu@cat01 ~]$ ls ←今いる場所にあるディレクトリを表示します bin etc lib [kotatsu@cat01 ~]$ cd lib ←その中のlibというディレクトリに入ります [kotatsu@cat01 lib]$ ←libが現在地として[]に表示されます [kotatsu@cat01 lib]$ cd .. ←今いる場所から一つ上のディレクトリに移動します(libを出ます) [kotatsu@cat01 ~]$
ファイル権限の表示、変更
new.txtファイルの権限を表示し、変更する
[kotatsu@cat01 ~]$ls -la ←new.txtファイルの権限(-rw-r--r--)や現在の所有者(user)、グループ(group)を表示する -rw-r--r-- 1 user group XXXX 8月 13 22:22 2015 new.txt ←644(所有グループに書き込み権限がない)の状態 [kotatsu@cat01 ~]$chmod 664 new.txt ←664に変更 -rw-rw-r-- 1 user group XXXX 8月 13 22:22 2015 new.txt ↑所有グループに書き込み権限が加わった(r-- → rw-)
ファイル権限とは
例えば「drwxrwxr-x」は、下記の4つの部分に分けられます ↓ 「d rwx rwx r-x」
最初のdはファイル種別
次の3文字は所有者に対する権限
その次の3文字は所有グループに対する権限
最後3文字はその他に対しての権限です。
これら各権限を、数値で指定することができます。
記号(数値) | 対応する権限 |
---|---|
r (4) | 読み込み可能 |
w (2) | 書き込み可能 |
x (1) | 実行可能 |
- (0) | 権限なし |
rwx → 4+2+1 = 7 |
r-x → 4+1 = 5 |
つまり「d rwx rwx r-x」の権限にしたいときは、775を指定する下記コマンドとなります。
[kotatsu@cat01 ~]$chmod 775 new.txt ←775に変更
ファイル権限変更早見表
フォルダをこの権限にしたいけどどうするんだっけ、と困ったときのために、権限変更早見表を作ってみました。
権限変更 数値一覧
rwx → 4+2+1 = 7 |
rw- → 4+2 = 6 |
r-x → 4+1 = 5 |
r-- → 4 |
よく使用するファイル権限のための権限変更早見表
設定したいファイル権限 | そのためのコマンド |
---|---|
drwxrwxr-x | chmod 775 file.txt |
-rwxr-xr-- | chmod 754 file.txt |
-rw-rw-r-- | chmod 664 file.txt |
↑"file.txt"部分に、権限を変更したいファイルを置きます
new.txtファイルの、所有者とグループを変更する
$ chown -c user1:group1 new.txt new.txtの所有者を user1:group1 に変更しました ← -cオプションで変更内容を表示できる
ファイル名の変更
- test1.txt を new.txt にリネーム
[kotatsu@cat01 ~]$ mv test1.txt new.txt
ファイルを削除する
- test1.txt を削除
[kotatsu@cat01 ~]$ rm test1.txt
ディレクトリを削除する
- testディレクトリ を削除
[kotatsu@cat01 ~]$ rm -rf test
ディスクの空いている容量を表示する
[kotatsu@cat01 ~]$ df